一般的には、白髪やシワが増えたとか、老眼になったとか、こういう現象がアンチエイジングの始まりだと思っている人も少なくありません。
また、疲れやすくなったり、肩こりや腰痛に悩むようになったという人いらっしゃるかと思います。 アンチエイジングは、筋肉が衰えることによって起きてくるものですので、疲れや肩こりなどを訴える後者の方が、アンチエイジングの始まりだと言っても良いでしょう。
今回は、そんなエイジングケアでも欠かせない、若返りホルモンについてです。
若返りホルモン(成長ホルモン)とは?
40歳になる頃には半分に
「成長ホルモン」これは、もともと成長期に骨や筋肉を作るためのホルモンです。
別名の若返りホルモンという名前の通りになりますが、このホルモンは20代でピークを迎え、なんと40歳になる頃には、半分に迄減少してしまいます。
成人してからの、ホルモンの分泌量は、なんと「スプーン1杯」程度です。 サプリで摂取する事も可能ですが運動で血中濃度を引き上げる事ができます。
成長ホルモンは通常22時~2時頃がゴールデンタイムですので、日中はほとんど分泌されていません。これを、日中でもドバドバと分泌できるのが、「筋トレやストレッチ」です。
また、空腹時は、脳が低血糖の状態を解消する為に、 肝臓でグルコースを生産する指令をだします。
この時、 就寝中よりも、大量の成長ホルモンが分泌されるので、軽い運動は、夕食前などのお腹が空いている時間帯にすると更に効果がでます。
成長ホルモンが増加すると?
成長ホルモンを分泌させることで様々な効果を期待できます。
- 美肌・シミやたるみなどの老化防止
- コラーゲン繊維生成
- バストアップ
- 美髪・頭皮が健康になる
- 筋肉や骨が丈夫になる(骨粗しょう症)
- 代謝がアップする
- 免疫力つく など
軽い筋トレでもエイジングケア
運動をしない生活をしていると、筋肉も衰えて老化も加速していきます!
効果的な運動は、有酸素運動 筋肉トレーニング ストレッチ、この三つの運動です。
有酸素運動
有酸素運動をすると持久力が高まります。
少し運動をしただけで息が切れる人のことを、スタミナがないと言いますが、持久力とは、このスタミナのことです。 持久力を高めることで、少ない酸素だけで長時間の活動ができるようになり、疲れにくくなります。
歩く走るはもちろん、自転車に乗ったり、泳いだりするなどの、長く続けられる運動が若返りホルモンの分泌も促してくれます。ゆっくりスローペースの運動でいいんです。
筋肉トレーニング
筋肉トレーニングは、成長ホルモンの分泌を促します。
成長ホルモンは、筋肉量を増やす作用があり、若返りをサポートします。
筋トレは、両腕を前に伸ばした状態でスクワットしたり、四つん這いの状態で腕だけを動かして腕立て伏せをしたり、あるいはイスを支えにして片足を後方に上げたりと、この様な軽い筋トレでも成長ホルモンを分泌させることができます。
ストレッチ
これらの運動と一緒に取り入れたいのがストレッチです。
ストレッチを行うと、身体の前後左右の歪みがなくなり、肩こりや腰痛も改善しています。 また、筋肉の中の血管もストレッチにより活性化して、身体に酸素と栄養を運ぶ働きもスムーズになります。
また、晩御飯は就寝の3時間までに食べるようにすることで、寝ている間のインスリン量が減り、睡眠中の成長ホルモンにも影響せず、肌の回復やコラーゲンが生成され、美肌に繋がります。