自律神経失調症で仕事が出来ない・・・休職や転職・傷病手当の受け方を優しく解説 ⋆ MOFUBU

自律神経失調症で仕事が出来ない・・・休職や転職・傷病手当の受け方を優しく解説

woman

皆さんも、「自律神経失調症」という病を、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

身体に何かしらの症状が出ていても、特に異常が見つけられないという、精神的な病の一つです。

近年は増加傾向にある病の一つで、放置してしまうとうつ病へと移行していく病として、警鐘を鳴らしています。

自律神経失調症を患ってしまうと、当たり前に行っていた仕事関係にも影響が出てきます。

そこで、自律神経失調症と診断を受けた場合、仕事関係にはどのように向かい合うのが良いのか、その選択肢などをご紹介していきます。

自律神経失調症の原因

まず、自律神経失調症とはどんな病なのか、ご紹介していきましょう。

自律神経失調症を引き起こす原因は、様々なものがあり、一つの原因が全ての方に当てはまるというものはありません。

ですが、代表的な原因として挙げられる5つを、ご紹介しましょう。

過剰なストレス

仕事のストレスや人間関係のストレス、精神的ストレスなどが多く挙げられますが、他にも、幼少期の頃から自家中毒になりやすい方や環境の変化があると睡眠障害を起こすなど、元々ストレスに弱いという方も挙げられます。

point断るのが苦手、感情のコントロールが苦手、気持ちの切替が苦手、人や物事などへの依存心が強い、などのストレスに弱いという性格の方も同様です。

生活習慣の乱れ

日中に起きて夜間に寝る、この当たり前の生活リズムが乱れることは、自律神経失調症の原因になります。

point夜間勤務などで夜型の生活がある、夜更かしの傾向がある、などが挙げられます。

また、特に子供の場合、自律神経がまだ未熟なため影響をダイレクトに受けやすく、自律神経失調症になりやすいと言われています。
幼少期に自律神経失調症になった経験や期間が長いと、成人後にも自律神経失調症になりやすいようです。

生活環境の変化

point適応障害と診断されることもある、人間関係や仕事などの環境の変化に対して適応できない、もしくは、逆に過剰に適応してしまう、という状況も、自律神経失調症の原因となるケースがあります。

他にも、気温や室温などの変化も、原因になることがあります。

女性ホルモン

point閉経時期に多くの女性が患う更年期障害になるのは、女性ホルモンのバランスが乱れるためです。ホルモンバランスが崩れることで、自律神経のバランスも乱れてくるようになります。

また、逆のパターンもあり、自律神経のバランスが乱れて、女性ホルモンのバランスも乱れ更年期障害を引き起こすこともあります。

食事

毎日食べている食事にも、自律神経失調症を引き起こしやすい「食品」があります。

  • 引き起こしやすい・・・肉類やバターなどの脂肪分
  • 引き起こしにくい・・・魚などの脂肪分

pointカフェインや唐辛子、糖分、タバコ、アルコールなども、自律神経失調症を引き起こしやすいと言われている食材です。

症状

woman

自律神経失調症の特徴的な症状を、身体面・精神面に分けてご紹介しましょう。

身体的

  • 頭痛、めまい、立ちくらみ、耳鳴り
  • 肩・首コリ、目の不調、のどの異物感、
  • 胃・腸の不調、下痢・便秘、息苦しさ・動悸、胸の圧迫感、
  • 手足のしびれ、身体のほてり・冷え、倦怠感など

精神面

  • 睡眠障害
  • 苛立ち
  • 集中力の欠如
  • やる気がおきない など

「自律神経失調症」と「お仕事」

次に、自律神経失調症と診断を受けた場合の仕事関係について、ご紹介していきましょう。

転職も視野に入れよう

bud

現在の職場での環境改善が見込めるのであれば、上司に相談したり、配置換えをしてもらう、勤務体制の交代など、手を打つのも良いでしょう。

しかし、環境改善が見込めないのであれば、ストレスを溜め込み、症状悪化も懸念されるので、転職という選択肢も一つです。

point転職のポイント

  • 「残業が無い」

残業続きなど、拘束時間の長さはとても大切です。

上記に挙げたような生活リズムの乱れは、症状悪化の原因になります。

可能な限り、生活リズムを乱ださずに働けるような、職場環境を探すようにしましょう。

  • 「早朝勤務が無い」

上記の残業が無い、ということと同様で、早朝勤務が無いことも視野に入れておきましょう。

余りにも早い時間帯からの就業は、やはり生活リズムを崩す原因になります。

休職中は、社会保険で保障を受けれます

passbook

今の職場を離れることが難しい、しばらくの間は治療に専念したい、という方は、休職という方法はいかがでしょうか。

休職をする場合、収入面での不安が出てきますが、加入している健康保険の手当を受給することもできます。

point傷病手当金を受けましょう。

健康保険に加入していれば、療養目的の休職者に対し、「傷病手当金」を受給することができます。

条件は下記のようになります。

  • 健康保険の「被保険者」であること
  • 医師の証明書がもらえること
  • 3日間連続して休み、4日目以降からのお休みがあること(土日祝もカウントして計算されます)
  • 申請の期間に、給与支払いが行われてないこと(手当より少ない場合は差し引きになる)

手順は下記の通りです。

  1. かかりつけの病院の医師から診断書を貰う(長期休みになる場合、会社に提出するため)
  2. 総務課から傷病手当申請書をもらい、医師の証明欄・記入欄を書いてもらう
  3. その申請書にご自分の振込み口座等記入後、会社に提出し、必要事項を記入してもらい、必要書類と一緒に会社から申請する
  4. 約1週間くらいで、被保険者に直接振り込まれます
  • 傷病手当の期間は、最長1年6ヶ月の間
  • 給与報酬日額 の 約3分の2の金額を支給(給与月額を30日で割った額が日額です)
  • 詳しくは、全国健康保険協会のホームページでご確認下さい

有給休暇は何日ありますか?

calender

point「1ケ月以内」の傷病手当を申請をされようと思っている方は、少し考えて見ましょう。

  • 有給休暇は、余っていませんか?

有給休暇は、半年以上勤めている方であれば10日以上あります。会社規定(就業規則)や総務に確認の上、現在の有給が何日あるかを確認してみましょう。

傷病手当を受給するより、有給を消化した方が手続きも簡単な上、給料も有給の日数分は減額対象にならないため、そのままの額、いつものお給料を貰うことができます。

休養するために、退職することも大切

green

point症状が重い方の場合、退職という方法をとり、療養するのも一つの方法でしょう。

金銭面などに都合がつくのであれば、療養に専念し、また復帰するために一旦退くのも、良い方法です。

  • 失業保険を貰う場合であれば、自己都合の場合、約3ケ月後までは貰うことが出来ませんが、自身が安心する為にも、最低でもこの3ケ月間分の貯金をしておきましょう。
  • 3ケ月間ゆっくり休んで、体調が治りそうであれば、就職活動を再開しても良いですし、しばらく就職はお休みしたいとのことであれば、失業保険の受給開始日を伸ばす手続きをし、ゆっくり休みましょう。
  • また、傷病手当を貰い終えるまで会社に在籍できるのであれば、体調回復の様子を見るという意味でも、会社に手続きをして貰うのも1つの方法です。

退職という方法をとる場合には、医師からの診断書を元に上司にきちんと相談をして、自分の思いや考えを伝えてみましょう。

まとめ

lavender

ここまで、自律神経失調症と仕事関係について、ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

症状を抱えたまま仕事を続けていくのは、周囲の人が思う以上に大変なことです。

まずは、今の症状を悪化させずにすむ方法はどれなのか?医師や友人、家族にも相談し、良く見極めてから、行動へと移していきましょう。