朝は平気なのに、夕方頃~夜にかけて顔だけほてってきて熱くなり「微熱」がでることはありませんか?
最近では、平熱が低い35度代の方も多く、36度5分ほどになると1度少しの熱が出ていることになり「だるさ」「頭痛」「めまい」「寒気」など風邪に似た症状が起こることがあります。
3週間以上の微熱が毎日続く・繰り返し微熱が出る原因には、風邪以外にも下記のような原因があげられます。
・病気から起こるもの
・女性特有のホルモンの変化から(生理や更年期障害など)
・ストレスが関連する自律神経の乱れ
今回は、微熱が続く原因の中でも、自律神経が原因となって起こる仕組みや症状・改善法について詳しくお話ししていきます。
ストレスから熱が出るのはなぜ?
市販の解熱剤を飲んでも下がらない、やっかいなストレス性「微熱」。
仕組みや病気との違いは、どこでしょうか。
健康を維持するのは「自律神経」
自律神経とは、
・日中の活動を活発にする「交感神経」
・夜間に体を休息し回復する「副交換神経」
この2つの神経が意識せずに、切替されることにより健康が保たれています。
しかし、この自律神経のコントロールが乱れる最大の原因となるのが「ストレス」です。
風邪とストレスの微熱の仕組み・違いはどこか
風邪の場合・・・外部からウイルスが進入すると免疫反応で、炎症物質が作り出されます。ウィルスは熱に弱いため、交感神経と筋肉が作用し体温を上げてやっつけにかかります。
ストレスが原因の場合・・・脳に直接作用するため交感神経が活発になって体温があがります。交感神経が緊張により過敏に反応しまっているような状態です。
風邪が原因の発熱とは違い、ストレス性の発熱は「炎症」する過程を通っていません。薬の解熱剤は炎症物質が分泌されないと作用しないため、薬が効かないのはこのためなんですね。
病院で検査をしても特に病気がみつからず、ストレスが日常的に感じられるとういうことであれば、ストレス性高体温症と呼ばれる自律神経の乱れが原因である可能性が高いといえます。
自律神経が上手くコントロールできないと、様々な症状がでてきます。
イライラ・疲れやすい・めまい・ほてり・耳鳴り・震え・冷や汗・吐き気・倦怠感・動悸・不安感・緊張感・腹痛・下痢・便秘・胃痛 など
また、慢性的なストレスになれば38度の熱が出ることもあるようです。
ストレス性の微熱が起こりやすい方の特徴
全部自分でこなしてしまう完璧主義者
会議や試験で強いプレッシャーを感じる
残業が毎日遅くまで続く
夜勤の人
介護が大変で寝不足の人
少々きつくてもムリをしてしまう人
頼まれると「NO」といえない優しい性格 など
真面目で優しい性格の方が、ストレスを感じやすいようです。なかなか断れないなど、自分の感情を押し殺してしまうことで、毎日心身ともに疲れてしまい「微熱体質」「だるさ」に繋がってしまいます。
かといって、正反対のキツイ性格にはなりたくないですよね。
それでは、どのように改善していけばよいのでしょうか。
ストレスが原因の微熱の対処法とは
ストレスが原因となっている場合、ストレスを軽減・解消していくことが大切です。
微熱や疲れが慢性化しないために、日常生活で気をつけるポイントをみていきましょう。
仕事は全部自分でしようとしないで!
全ての仕事を自分で把握しようと、完璧にこなそうとする人が多いのもストレスの原因です。
時間外になって体が疲れているにもかかわらず、もう少ししたらやめよう・・・という毎日では、オーバーワークになり心だけでなく体自体もボロボロになってしまいます。
多少のムリは必要な場合もありますが、今日は定時になったら帰ってゆっくりしよう!という日を週に何日かは決めてたり、予定をあらかじめ入れておくのも1つの方法です。
帰ってからは、お風呂でリラックス
起きて眠るまでの中で、一番のリラックスタイムが「お風呂」という人も多いですよね。
湯船に浸かることは、自律神経の切り替えが上手くいかない人も「副交換神経」に切り替えやすい状態にしてくれます。これが、シャワーだけだと、今から活動するよ!と身体が反応してしまい、睡眠前のお休みモードではなくなってしまうんです。
眠りにつきにくい人は、疲れているときこそぜひシャワーだけですませずに、湯船につかって冷えやすい足やお腹周りをマッサージしてみましょう。
血流もよくなり、睡眠中もぐっすり眠れることで体も回復するため、次の日に疲れをもちこさないための日々のポイントとなってきます。
あまり歩かない人は、少しだけお散歩を
ウォーキングをすることで、心臓から一番離れた場所にある「足」から、血流が上に流れやすい状態になります。
血流がよくなると、筋肉もほぐれやすくなるので、散歩やスポーツは効果的なんです。
しかし、ムリに頑張ってまでしようとすると、そのことがストレスになってあなたの負担になってしまいます。まずは、気がむいたときに実践してみてくださいね。
ストレッチやマッサージ
身体に凝った部分があると、顔もほてりやすいです。
時々は自分へのご褒美としてお店のマッサージに行ってみましょう。
身体がほぐれてきて、全体的にポカポカとしてくるとリラックスした状態になり、短時間の睡眠でも体が一気に回復した感覚になれます。
家で眠る前や、お風呂でのマッサージやストレッチをするのも効果的です。
特に、自律神経が乱れている方は冷え性が多いことから、足から血流をよくしていくマッサージがオススメです。
私的「つなぎ目?」マッサージ方法
つなぎ目は、足首・手首・ひじ・膝・肩・足の付け根のラインなどを私が勝手に・・・そう呼んでいます。
このつなぎ目は、周辺筋肉が凝っているとすごく固い場合が多いです。

①膝周辺を、前側と後ろ側・横からも凝りをとっていきます。(筋肉や筋と垂直になるようにゴリゴリするとほぐれやすいです)
②次に足首周辺も、4方面からほぐしていきます。
③2箇所のつなぎ目の間(ふくらはぎ・表側も)を軽くマッサージします(ジェルやクリームを使ってもOK)
膝下全体をマッサージする前に、つなぎ目の周辺筋肉やすじをほぐすことで、全体的に凝りやむくみが、とれやすくなのでぜひ試してみて下さい!
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こんな症状は「セロトニン」不足かも!
不安感におそわれる
憂鬱な気分になる
常に緊張している
他人が気にしない些細なことでも緊張・不安・憂鬱になる人は、常にストレスを感じやすく幸せホルモン「セロトニン」の消費が激しくなります。
セロトニン不足は、ココロとカラダに様々な不調がでてきます。
セロトニンが不足した状態 | ![]() |
セロトニンで満ちた状態 |
・不安になりやすい | ・精神的安定 | |
・眠れない | ・睡眠の質があがる | |
・やる気がおきない | ・集中力が高まる | |
・緊張しやすい | ・ストレスに強く! | |
・体調を崩しやすい | ・免疫力があがる | |
・頭痛・めまい・吐き気 | ・起こる頻度が減る | |
・腹痛・下痢 など | ・血流もよくなりお腹の調子も改善されてくる |
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このことが「私達の強いミカタ」になります。
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