自律神経失調症シリーズ① 自律神経が乱れる、コントロールできない原因とは?

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近年、増加傾向にあるとされる疾患の一つに、自律神経失調症が挙げられます。

自律神経失調症は、放置してしまうとうつ病へと移行していく可能性が高い疾患で、知らず知らずのうち悪化していき、慢性化していく恐ろしいものです。

そこで、自律神経失調症について、これから3回に分けて皆さんと学んでいきたいと思います。

まず第1回目として今回は、自律神経失調症の原因について、ご紹介していきます。

原因

早速、自律神経失調症を引き起こす原因について、ご紹介していきましょう。

過剰なストレス

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自律神経失調症の原因には、様々なものがありますが、その中でも大半を占めているものが、過剰なストレスといわれています。

万人共通のストレスというものは無く、ストレスを感じる事柄については個人差があります。

それでも、職場や周囲の人間関係、仕事上の悩み、身体的な悩み、精神的などが、多い傾向にあります。

また、小さい頃から些細なストレスで体調を崩しやすい方、環境の変化に適応するのに時間がかかる方、など生まれつき精神面にストレスを受けやすい方もいらっしゃいます。

ほかにも、断り下手、感情や気持ちのコントロールが苦手、依存体質、など性格上ストレスに弱い方もいらっしゃいます。

生活リズムの乱れ

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私たち人間は、太陽が登れば起きて、太陽が沈んで暗くなれば寝る、このような生活リズムを何万年以上も前から続けてきているのです。

1日の基礎となるリズムを乱したライフスタイルは、自律神経失調症を引き起こす原因になります。ですので、夜勤や三交代など、睡眠時間が決まってない職種の方や、夜型の生活スタイルの方は、自律神経が乱れやすい環境と言えます。

また、親の都合によって、夜間に子供を連れ出しているような家庭もありますね。

自律神経の発達が、子供の場合は未熟であるために、簡単に自律神経失調症に陥りやすい状態です。

そして、幼少期の不規則な生活は、ストレスにとても弱い身体を作ってしまい、大人になってからも自律神経失調症を起こしやすい状態を作る原因になる、と言われています。

子育て時期の親御さんには、特に注意していただきたい項目と言えます。

生活環境の変化

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例えば、人事異動などによる人間関係の変化や、転職などによる仕事の変化など、周りの環境が変化することに適応できない、もしくは、過剰に適応してしまう、このような状況は自律神経失調症の原因になると言われています。

このような場合には、医療機関での検査で、適応障害と診断されることもありますが、自律神経のバランスが悪いということには変わりありません。

また、身の回りの環境の変化には、季節の変化や気温の変化という、自然の変化も含まれます。

自律神経の働きには、体温調整という役目がありますので、暑い状態や寒い状態が長期間続くことで、体温調整に体力を必要とすることで、自律神経を働かせる体力が無くなることで、自律神経失調症を引き起こすようなケースもあります。

女性ホルモン

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女性ホルモンと自律神経は、とても密接な関係性にあり、更年期障害などを原因として女性ホルモンバランスが崩れると、自律神経も同様に、バランスを崩していきます。

このパターンの逆もあって、自律神経のバランスが崩れると、女性ホルモンバランスが崩れ始め、更年期障害などを引き起こすパターンもある、と言います。

しかし、自律神経失調症も更年期障害も、大半の原因が過剰なストレスであるという点が同じなため、どちらをきっかけに引き起こったかは、分からないケースがほとんどです。

女性の身体というのは、月経の周期リズムの変化やそ妊娠、出産など、常に女性ホルモンの影響を受けていて、それを常に安定させておくというのが難しい時期もあります。

つまり、女性の身体は自律神経の乱れが起こりやすいものである、というわけです。

食べ物から

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次回更新予定の、第2回の自律神経失調症と食事の関係の方で詳しくご紹介させていただきますが、毎日の食べている食品の中には、自律神経失調症を引き起こす恐れのあるものがあります。

肉類やバター、ショートニングなどに含まれる油分「ガンマリノレン酸」・「飽和脂肪酸」

これらを多く摂取すると、トランス脂肪酸が多く作られてしまうため、自律神経失調症やパニック障害、うつ病になどのリスクが高まる傾向にあるようです。

これは、脳の約60%が脂肪で構成されているため、脳が影響を受けやすく、繰り返し摂取し続けることで、ホルモンや神経の伝達にも悪影響が現れることから自律神経失調症にも繋がるというわけです。

魚類に多く含まれる油分「αリノレン酸」

逆に油分でも、魚類に多く含まれる「αリノレン酸」は、自律神経の調整に必要な成分であるため、すすんで食べてもらいたい食べ物というように、それぞれの食品には、自律神経にOKなものとNGなものがあるのです。

自律神経にとって重要とされる栄養素には、ビタミンAやビタミンB1、カルシウム、亜鉛、などが挙げられますが、これらの栄養素が不足したり、逆に過剰になってしまっても、自律神経失調症の原因になると言われています。

また、現代人に多いカフェインや唐辛子、糖分、タバコ、アルコールなどの摂取も、自律神経に悪影響を与えるものとされています。

まとめ

ここまで、自律神経失調症が起こる原因について、お話してきましたがいかがでしたでしょうか。

次回の第2回は、良い食べ物や控えてほしい食べ物など、食生活との関連性について、ご紹介していきますので、引き続きご覧になってくださいね。