手の平のブツブツが…痒みはある?「手湿疹」の原因と治し方!関連する4つの皮膚炎とは

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美容師の方や介護職の方は、手荒れに悩むことが多いと言いますが、もちろん主婦の方も水仕事が多いので、ハンドクリームが手放せない、ということもあるでしょう。

しかし、その手荒れは本当にただの手荒れでしょうか?

ちょっと手の平を見てください。

湿疹ができていたりはしませんか?

実は、手荒れと思っていても何かの皮膚炎によるものかもしれません。

そこで今回は、手の平にもできる湿疹「手湿疹」を症状に持つ皮膚炎について、ご紹介していきます。

考えられる皮膚の病気は?

早速、手湿疹から考えられる皮膚炎について、原因や症状も合わせてご紹介していきましょう。

慢性湿疹

point異物が体内に侵入した際、免疫システムが働きますが、これが過剰に働くことで、皮膚に湿疹や炎症を起こすことがあります。

この他にも、皮膚刺激となるものに触れることで、皮膚の細胞障害が起こり、症状が起こるケースもあります。

このような湿疹や炎症が、慢性的に繰り返されるものを「慢性湿疹」と言います。

慢性湿疹の症状としては、かゆみがとても強く、掻き壊すことで赤くなることも多く、またこれらを繰り返すことで皮膚が硬く、厚くなるようです。

異汗性湿疹(汗疱)

point異汗性湿疹とは、別名で「汗疱」とも呼ばれています。

原因は、未だ解明にはいたってはいないものの、手や足に汗をかきやすい方や、その部分の皮膚が硬い、厚いという方などに多く発症するようです。

症状としては、手の指や手の平、足の裏などに小さな無数の水疱が突然現れ、時間の経過と共に破れていき、かゆみがあることは少ないうですが、初夏に発症するケースが特に多いようです。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

pointこの疾患は、手の平や足裏などに無菌性の膿の皮疹(膿疱)が発生するもので、原因が何かはハッキリとしてないようですが、金属のアレルギーが一要因ではないかとされています。

また、喫煙者にも多く発症していることで、タバコも何らかしらの影響があるとされています。

症状としては、膿疱周辺が赤くなり、手の平全体の皮が剥ける、かさぶたができる、などが挙げられます。

上記の症状は繰り返すことが多く、かゆみ以外に痛みを伴ケースもあります。

そして、掌蹠膿疱症の最大の特徴というと、湿疹等が発症する箇所に、ウイルスや菌が存在しないのにも関わらず、膿をもった皮疹ができるということです。

これが、原因解明にいたっていない一つの原因とも言えます。

手白癬(てはくせん)

point水虫の原因になる、真菌と呼ばれるカビの一種ですが、この白癬菌が手の皮膚に感染してしまうことで起こる皮膚炎が手白癬です。

「白癬」という菌は、多くの方が耳にしたことがある名称ではないでしょうか?

白癬菌は、身体の様々な箇所に感染しますが、症状が出る場所によって、その名称が異なってきます。

手白癬患者は少ない傾向にありますが、仕事などで水を長時間使用するような方に発症するケースが多く、特徴としては、手白癬の方は足や爪にも白癬が見られます。

また、手白癬の感染ルートは、大抵の場合は、足→手に菌の感染をするケースが多いようです。症状は、片手のみに発症することが多く、皮膚表面の角質剥がれ、紅斑、小水疱などが挙げられます。

足の白癬と比較して、かゆみが無いことが多く、もしくはかゆみがあっても少ないと言います。

自分で出来る対処法は?

次に、手湿疹に対する予防法や改善法について、ご紹介していきましょう。

洗剤や水からの刺激を無くす

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point油汚れに効果のあるような洗浄力の高い洗剤は、皮膚への刺激も強い傾向にあります。

ですので、皮膚への刺激が弱いものに変えることをオススメいたします。

もしくは、長時間の水からの刺激も懸念されるので、洗剤や水の使用時は、ゴム手袋を必ず着用するようにしましょう。

また、木綿手袋をはめた上からゴム手袋をすれば、ゴムの刺激も無くせるので、皮膚が弱い方にはオススメです。

日常生活の見直しをして、回復力を高めよう

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pointストレスが蓄積されたり、睡眠不足、食生活の乱れなどの日常生活の乱れは、血行不良や新陳代謝の低下などを招きます。

そうすると、肌のターンオーバーも乱れますし、皮膚の保護機能の低下も起こり、刺激に弱い皮膚になってしまいます。

日常生活を見直すことも、皮膚炎の予防・改善に繋がるのです。

セルフケアでは難しい時は、医療機関の早期受診を!

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point少しでも気になる症状があれば、早期受診をして、適切な処置やアドバイスをいただくことが一番の予防・改善法と言えるでしょう。

手湿疹が起こる原因を特定したり、今回ご紹介した皮膚炎のどれに当てはまるのか、または全然違うものなのか、それを特定するのは、やはり専門医の診察と検査が必要です。

特徴的な症状があったとしても、同じような症状を持つ皮膚炎は多くありますし、間違った自己判断で使用する市販薬での症状悪化も懸念されます。

まとめ

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ここまで、手の平にもできる湿疹「手湿疹」を症状に持つ皮膚炎について、ご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

ただの手荒れと思い、ハンドクリームなどでケアをしても改善がみられない、悪化している、そんな場合には皮膚科を受診することをオススメいたします。

まずは、原因を特定することが、改善への1番の近道です。