風邪の時にアルコールを飲んだらダメな理由は?症状悪化と危険性について ⋆ MOFUBU

風邪の時にアルコールを飲んだらダメな理由は?症状悪化と危険性について

お酒好き方に多く見られる発言の一つで、「風邪を引いた時は消毒として、アルコールをとった方が良い」というものがあります。

皆さんの中にも、そうアドバイスを受けた方がいるのではないでしょうか?
また、実際に行ったことがある、という方もいるかもしれません。

しかし、風邪を引いている身体で飲酒をするのは、症状を悪化させる危険があります。
そこで今回は、風邪と飲酒の関係について、ご紹介していきたいと思います。

風邪の時に飲酒がNGな理由

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まず、風邪を引いている時に飲酒をすると身体にはどんな影響があるのか、ご紹介しましょう。

免疫力をさらに下げる

身体にとって悪いものを解毒して免疫力を上げたり、免疫を作り出しているのは、肝臓と言われています。

そして、風邪を引いている時の身体というのは、免疫力が低下しています。
そんな状態の時に飲酒をすると、肝臓はアルコールの解毒活動に専念してしまい、免疫の生成がおろそかになります。
よって、免疫力のさらなる低下に繋がってしまうのです。

免疫力が下がれば、自然治癒が見込める軽度の風邪も、悪化してしまう可能性があります。

身体中の水分を奪う

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飲酒をすると喉が乾く、という経験ありますよね。

肝臓がアルコールの解毒活動をする時に、体内にある水分を大量に消費するため、そのような症状が出るのです。

病院で診察を受けると、風邪を引いた時は水分をたくさんとるように、と指導を受けます。
風邪を引いた身体は水分不足になりがちな状態なのに、そこへアルコールが入ると、さらに身体の水分が不足してしまうのです。

身体中の水分が奪われることで、症状悪化の危険があります。

不眠

飲酒をすれば眠れる、というのはそもそも間違いです。

飲酒後の睡眠は質がとても悪く、例え眠れていたとしても脳や身体はアルコールにより熟睡していません。

睡眠は免疫力回復に、とても重要な役割を持っています。

アルコールをとることで免疫力の低下を招き、さらに不眠による免疫力回復の妨げが起こりますので、症状悪化に繋がってしまうのです。

風邪薬と飲酒の危険性

風邪を引いた身体に対する飲酒の危険性がわかったところで、次に風邪薬と飲酒の危険性についてご紹介しましょう。

副作用の危険

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風邪薬とアルコールが身体の中で合わさることで、副作用の危険があります。

強い副作用が出てしまうと、呼吸困難や意識障害などに陥る可能性があります。
また、せっかく薬を服用してもアルコールにより、全く効果が得られないこともあるのです。

必要以上の薬成分の吸収

飲酒をすると、アルコールの作用によって脈が増え、血流が増加します。

血流が増加しているところに風邪薬の成分が入ると、一定の時間をかけて吸収されるはずの成分が、必要以上に血流にのって流されるため、副作用が起こる可能性があります。

死亡事故の報告もある

過去に、風邪薬とアルコールの同時摂取を原因とする、死亡事故の報告もあります。
手軽に手に入り、服用できる風邪薬であるからこそ、間違った服用をしている方が多いようです。

アルコールの同時摂取によって、重度の副作用、最悪の場合、死亡事故にも繋がることを、認識する必要があります。

まとめ

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ここまで、風邪と飲酒の関係についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

「風邪の時にはアルコールで消毒するのが良い」という話は、医学的には何の根拠も無いですし、それどころか死亡事故に繋がる場合もあるほど、とても危険な行為です。

ただの風邪、日常量の飲酒、手軽に買える風邪薬、などと安易に考えて、身体の中で合わせてはいけません。

風邪の時には飲酒をせずに、バランスの良い栄養と質の良い睡眠をとって、十分に身体を休めてあげましょう。