以前は「オイル」と言えば、ダイエットの天敵でした。
しかし、近年そんなオイルはダイエット効果を持つ、ということがメディアなどで多く取り上げられ、注目を浴びています。
オイルには様々な種類があり、ココナッツオイルやオリーブオイル、アマニ油など、健康や美容に良い効果が得られるオイルを総称して「機能性オイル」と呼ばれています。
そこで今回は、そんな機能性オイルの中でも手軽に購入しやすい「オリーブオイル」について、ご紹介していきたいと思います。
オリーブオイルの豆知識
まずは、オリーブオイルの基礎的部分を、見ていきましょう。
通常の食品油との違い
世の中にある食品油のほとんどは、種子から抽出するため、製造工程で加熱や処理精製などを行っています。
その製造工程で、植物本来の風味や効能が失われてしまいます。
しかしオリーブオイルは、オリーブの果肉をそのままオイル化しているので、風味や効能が自然な状態で残っているのです。
オリーブオイルの種類
オリーブオイルは、二種類に分けられます。
・エクストラバージンオリーブオイル
- オリーブの果実のみ、化学薬品や加熱処理などを行わずに生成されているもの
- バージンオイル中でも、酸度1%以下、特性としての欠点がない、風味に優れているもの
- 香りが高く、加熱せずに料理のトッピングで使用するのがオススメ
・ピュアオリーブオイル
- オリーブオイル100%であることに違いはありませんが、精製オリーブオイル(直接摂取不向きなオイルを精製処理したもの)と、直接摂取可能なバージンオリーブオイルをブレンドしたもの
- エクストラバージンオリーブオイルよりも風味が劣るため、加熱調理に使用するのがオススメ
医薬用原料として認可済
オリーブオイルは、料理などで摂取する以外に、様々な化粧品の原材料として使用されています。
既に、医薬用原料として認可されているので、安心して使用できるでしょう。
敏感肌などの感受性の高い肌の方には不向きですが、中にはそんな方でも使用できるように、加工されたものもあるようです。
オリーブオイルの効能
次に、オリーブオイルの効能について、ご紹介しましょう。
免疫力の向上
オレイン酸の働きにより、細菌やウイルスなどへの抵抗力や免疫力の向上効果があり、健康維持に役立ちます。
抗酸化作用(アンチエイジング効果)
オレイン酸には抗酸化作用があるため、悪玉コレステロールを減らす効果があります。
また、ポリフェノールの酸化酵素の除去作用も持つため、アンチエイジング効果も期待できます。
美肌効果
クロロフィルには、抗炎症作用があるので、ニキビなどの炎症を鎮める効果があります。
ビタミンEも含まれているので、細胞の老化防止にも効果があります。
ダイエット効果
オレイン酸による満腹中枢への働きにより、食べる量を減らすことができます。
整腸効果
オレイン酸には、便を柔らかくする効果が期待できるので、便秘解消に役立ちます。
がん細胞生成の抑制にも
がん細胞生成の抑制やリウマチ予防などにも効果があるとされていて、身体の内外部から取り入れることで、様々な効果がある優秀なオイルです。
オリーブオイルの選別方法
最後に、良いオリーブオイルの見分け方をご紹介しましょう。
是非、参考になさってください。
オイルの種類はどれがいい?
選ぶ種類は、エクストラバージンオリーブオイルが良いでしょう。
オリーブオイルの種類はたくさんあります。
上記でご紹介した通り、エクストラバージンオリーブオイルは中でも高級オイルとされています。
遮光の瓶入り
- オリーブオイルは、酸化を防ぐために遮光されていることが重要です。
- 遮光の瓶入りのものを、選びましょう。
オイルの色がグリーン
オイルもグリーンに近い色ほど、良いオイルと言われています。
オリーブオイルの原料の、オリーブの実の色はグリーンです。
色を確認してから購入可能であれば、是非確認してみてください。
オイルを飲めるかどうか
そのまま飲めるようであれば、良いオイルと考えられます。
オリーブオイルは、実を絞って生成しているので、ドリンクと同じです。
試飲可能であれば、是非確認してみてください。