リンパ浮腫の原因と7つの症状チェック方法・治し方について

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皆さんは、「リンパ浮腫」という言葉をご存知でしょうか?

「浮腫」と聞くと、夕方になると足がむくむ、立ち仕事続きでむくんだ、寝起きに手の指がむくんでいる、などという通常のむくみとは違います。

言葉は耳にしたことがあってもどんなものなのか、あまり知られていないようです。

そこで今回は、リンパ浮腫について治療法なども含めて、ご紹介していきます。

リンパ浮腫(むくみ)とは

まずは、リンパ浮腫とはどんなものなのか、ご紹介していきましょう。

リンパ液によるむくみ

pointリンパ浮腫は、特に腕や足に症状が出ます。

リンパ管の中には、リンパ液というものが流れています。

ある病に対する治療などにより、まれにリンパ管やリンパ節の働きに異常が起こることがあり、そうするとリンパ液の流れが悪くなってしまいます。

  • 特に流れが悪い部分でリンパ液が溜まり、皮下に溜まったリンパ液がしみ出てきて、むくみを起こします。これを、「リンパ浮腫」と呼んでいます。

リンパ浮腫は治療の過程で発症する

point下記の身体に起こった病を治療するために行う過程で発症することが多い

  • ケガの手術
  • 放射線治療
  • 抗がん剤治療

これらが、リンパ菅やリンパ節の異常を引き起こすことがあるため、リンパ浮腫が起こるきっかけは、病に対する治療であると言えます。誰しもが起こすことではありませんが、上記のような治療の経験者に起こる可能性が高いのです。

治療後に起きる時期はそれぞれ

治療を受けたからと言って、リンパ浮腫がすぐに生じるとは言えません。

それは、人それぞれ個人差があり、すぐに生じる方もいれば、数カ月、数年後に起こるという方もいらっしゃいます。

セルフチェック方法

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次に、リンパ浮腫をセルフ診断するための方法を、ご紹介していきましょう。

※あくまでも一例ですので、きちんとした診断は専門医を受診して行ってください。

症状から判断

リンパ浮腫の症状には、下記のようなものがあります。

自分の足を、確認してみましょう。

point動かしにくい

point重い、だるい感じがする

point左右を比べて、一方が腫れている

point足のシワが見えない

point左右を比べて、静脈の見え方に違いがある

point足を指先で押すと、凹んだような跡が残る

point皮膚が張る、指先でつまめない、硬い

左右の足の太さを計測

リンパ浮腫のセルフ診断には、左右の足の太さを計測する方法もあります。

毎日、同じ時間、同じ場所を計測するようにしましょう。

point膝の皿の上下20cmと10cm

point膝の皿の上下

point足首、足の甲

セルフケアで行うリンパ浮腫の治療法

最後に、リンパ浮腫の治療法について、ご紹介していきましょう。

リンパ浮腫の治療には、医師の診断の元で行う治療ももちろん大切ですが、セルフケアもとても重要になります。

衛生・スキンケア対策

pointリンパ浮腫を起こしている皮膚は、とてもダメージを受けやすい状態になっています。

皮膚が乾燥していたり、ちょっとした傷口があると、細菌などにより炎症を起こしたりする可能性が高いのです。

ですので、リンパ浮腫を起こしている皮膚には、スキンケアがとても大切です。

  • 皮膚を清潔にする
  • 保水・保湿
  • ケガや傷などを作らない
  • 虫刺されに注意する
  • 紫外線を予防する
  • 細菌などの皮膚感染を予防する

上記に気をつけ、皮膚にダメージが起こらないように心がけましょう。

生活習慣の見直し

食事はもちろん、衣服などの見直しをすることも、重要になってきます。

point衣服…皮膚に優しい素材、締め付けの無いゆったりしたタイプ

point食事…栄養のバランスを重視、標準体重の維持(もしくは標準体重までの減量)

point生活習慣…長時間の立ち仕事は、途中で足を休めたり、屈指運動をする、デスクワークの場合は、時々足を心臓より上へ上げる、過労に注意、睡眠をしっかりとる、長時間・熱い湯での入浴は避ける

医師の指導による治療

リンパ浮腫と診断された後、行われる治療にはいくつかあります。

用手的リンパドレナージ

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溜まってしまったリンパ液を、正しい場所へと送り流す、リンパ浮腫の改善を目的としたリンパマッサージを、用手的リンパドレナージと言います。

  • 筋肉をもみほぐすためのマッサージや美容目的のものとは違うので、注意が必要です。

あくまでも、医師の指導のもと、行う治療法の一つです。

圧迫療法

圧力を、人工的に持続的にかけ、治療後に状態を維持させる、リンパ液が溜まるのを予防する、リンパ液の流れを促進する、ということを目的とした治療法の一つを、圧迫療法と言います。

こちらも、医師の指導のもと、サイズ選びや圧力の大きさなどを決めていきます。

まとめ

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ここまで、リンパ浮腫について、治療法も含めてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

通常のむくみとは、全く違うリンパ浮腫は、早期発見がとても重要なものです。

なんかおかしいな?と違和感を感じたり、不安に思った方は、是非、セルフ診断を行ってみてください。

リンパ浮腫が疑われる場合には、専門医を受診するようにしましょう。