眠時無呼吸症候群の原因・治療法|診断基準のポイント ⋆ MOFUBU

眠時無呼吸症候群の原因・治療法|診断基準のポイント

皆さんは、自分の、もしくはパートナーのいびきに、悩んではいませんか?

睡眠中は無意識ですし、「いびき酷いよ」と、指摘を受けたこともあるかもしれません。

通常のいびきであれば、さほど心配はありませんが、もし「睡眠時無呼吸症候群」であった場合、そこには危険が潜んでいます。

そこで今回は、睡眠時無呼吸症候群について、対策も含めてご紹介していきます。

症状

まずは、睡眠時無呼吸症候群の症状について、ご紹介していきましょう。

いびきが突然止まる

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この疾患の一番の特徴といえば、「いびきが突然止まる」ということです。

「いびきをかく→突然止まる→一定の時間停止→再び大きないびきをかく」

これが、睡眠時無呼吸症候群の症状です。

一度だけで終わることは無く、睡眠中に繰り返し起こります。

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症状から2種類に分類

この疾患は、症状によって「無呼吸」と「低呼吸」の、2種類に分類されます。

「無呼吸」

・呼吸が10秒以上、息を吸う事も吐くこともしない、止まった状態

「低呼吸」

・呼吸が浅い状態

・呼吸が完全に止まることはないが、通常の半分以下に低下

症状の度合い

健康体の方でも、一晩に5回程度の無呼吸は起こっている、と言われています。

睡眠時無呼吸症候群と診断される症状の度合いの基準は、無呼吸や低呼吸が1時間の間に起こる以下の平均回数で判断されるようです。

  • 軽度・・・5〜15回未満
  • 中度・・・16〜30回未満
  • 重度・・・30回以上

自覚症状

睡眠中に起こることですから、無意識ですので自覚症状から発見するのは、難しいと言われています。

家族やパートナーからの意見も参考にすべきですし、この疾患を疑う基準は、日中に強い眠気にかられるか、ということです。

睡眠時無呼吸症候群の方は、酸素不足により睡眠が極端に浅くなるので、日中の眠気を一つの基準にすると良いでしょう。

原因

次に、睡眠時無呼吸症候群の原因について、ご紹介していきましょう。

大きく2つに分けられる

この疾患の原因は、「閉塞型」と「中枢型」の2つに、大きく分けられます。

・閉塞型

何かしらの原因により気道がふさがれ、息ができない状態

睡眠時無呼吸症候群の約90%は、閉塞型と言われている。

・中枢型

呼吸中枢に異常があり呼吸指令が出ないことで、呼吸停止に陥る状態

これは、脳障害や心疾患の方に多く見られる。

喉の内側の脂肪

※ここから先は、閉塞型についてのお話しです。

気道がふさがれる原因の最も多い原因が、喉の内側についている脂肪です。

多少の脂肪であれば、いびきをかくことはあっても、無呼吸に陥ることはありません。

しかし、脂肪が蓄積されていくと、気道を完全にふさいでしまい、睡眠時無呼吸症候群になってしまいます。さらに、喉だけでなく舌にも脂肪がつき、これも大きな原因となります。

顔の骨格

睡眠時無呼吸症候群の約30~40%の原因と言われているのが、顔の骨格の問題です。

日本人の顔の骨格は、顎が小さめで後退気味であり、舌が気道に近いため、気道がふさがれやすいのです。

扁桃(へんとう)の肥大

扁桃の肥大は、約10~20%の原因と言われています。

体質によるものや、急性扁桃炎による扁桃の肥大が原因と考えられています。

対策

最後に、睡眠時無呼吸症候群の対策について、ご紹介していきましょう。

疑わしい場合は専門医を受診

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自分がこの疾患であると判断するのはとても難しいので、疑わしい場合には専門医を受診することが、対策の第一歩であると言えます。

睡眠時無呼吸症候群を取り扱う専門医というと、睡眠障害クリニックや睡眠外来などがあります。

耳鼻咽喉科では、単純ないびき治療しかできず、この疾患については対応できません。

まずは、専門医を受診し、原因を突き止めることから始めましょう。

治療方法

睡眠時無呼吸症候群の治療法は、CPAP、スリープスプリメント、手術(UPPP)の3つがあります。

順に、ご紹介していきましょう。

「CPAP」

これは、就寝時に酸素マスクのような器具をつけ、送り込む空気の圧力で気道を広げる方法。

「スリープスプリメント」

この疾患用のマウスピースをはめると、強制的に下顎を前へ出す効果がある。

これを装着して就寝することで、喉内部の空間を広げる方法。症状が軽度の場合に有効です。

「手術(UPPP)」

気道をふさいでいる部分(扁桃など)を、手術によって取り除く方法。

肥満の改善

自分でできる対策や改善方法は、肥満の改善などがあります。

就寝中のことで無意識に起こるものですから、上記のように専門医による治療がメインとなりますが、喉や舌の脂肪を減らす、つかないようにするために、体重管理を行うことも大切です。

まとめ

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ここまで、睡眠時無呼吸症候群について、原因や対策をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

自分ではなかなか気付くことのできない疾患だからこそ、とても恐いと言えます。

睡眠不足ではないのに、日中に急激な眠気を感じることが多いという方は、家族などに確認してみましょう。疑わしい場合には専門医を受診し、快適な眠りにしていきましょう。