自律神経失調症シリーズ② 自律神経失調症と食生活(食べ物)の関係 ⋆ MOFUBU

自律神経失調症シリーズ② 自律神経失調症と食生活(食べ物)の関係

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前回、 自律神経失調症の原因 について、ご紹介いたしました。

過剰なストレス、精神的な原因が大半を占め、そのほかにも就寝時間の乱れや生活環境の変化、ホルモンの影響、食事も関係していることがわかりました。

今回は、その原因の中の1つである「食生活」に目をむけ、シリーズの第2回目として、自律神経失調症と食事の関係について、ご紹介していきます。

食事との関係性

まずは、自律神経失調症と食生活の関係をみていきましょう。

摂取する栄養が精神状態に影響を与える

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自律神経と食事の関係はとても重要で、脳から出ている、毎日の食事から摂取されている栄養を元に作られる神経伝達物質が、精神状態に影響を与えていると言われています。

食生活が乱れたり、栄養バランスの偏りなどが、この神経伝達物質に悪影響を及ぼし、結果として自律神経を乱す原因になっていきます。

食事の時間

体内時計、という言葉もある通り、決まった時間に食事をとることは、身体のリズムを正常に整えることに繋がります。

毎日、完全に同じ時間というのはなかなか難しいので、ある程度のズレは許容範囲ですが、例えば3時間もズレる、というのは、その後のリズムが全てズレていきますので、大きな時間のズレには注意が必要です。

血糖値

血糖値は、糖尿病との関わりが深いものですが、実は、自律神経との関わりもあるのです。

糖分の摂取で血糖値が急上昇すると、その反動で、血糖値が急降下します

このように、血糖値が急激に下がると、低血糖状態に陥るケースがあり、低血糖状態になると自律神経に悪影響を及ぼす、と言われています。

また、血糖値の急上昇が無くても、糖分の過剰摂取は自律神経のバランスを乱す原因になるので注意が必要です。

避けるべき食品はある?

次に、自律神経失調症を悪化させてしまう可能性のある食品について、ご紹介していきましょう。

甘いもの好きな方は要注意!

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point糖分を多く含んだ甘い物を食すと、血糖値が上がり、それを下げるためにすい臓からインシュリンの分泌が起こります。

緩やかなペースであればもんだいは無いものの、これが頻繁に繰り返されることで、通常の食事をとるだけでもすい臓からインシュリンの分泌が過剰になり、低血糖状態に陥ることがあります。

上記でも挙げたように、低血糖状態になると、自律神経失調症に悪影響を及ぼしてしまいます。

お酒の飲みすぎ

pointアルコールは、交感神経のみを活発にし、自律神経の乱れが起きやすく、摂取する時間帯や量を多く摂りすぎると自律神経失調症のリスクが増します。

よく、就寝前にアルコールを摂取して入眠を促そうとする方が多くみられますが、アルコールには覚醒作用もありますので、質の良い睡眠をとることはできないと言われています。

この寝酒の習慣が、自律神経失調症を起こすきっかけになるケースも少なくありません。

手軽なインスタント食品も・・・

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pointインスタント食品をはじめとする加工食品は、保存面にも優れ、手軽で簡単に食事を取ることができるため、頻繁に利用する方も多いと思いますが、栄養の偏りが起こりやすく、自律神経に悪影響を及ぼします。

特に、野菜不足になることが多く、ビタミンやミネラル不足が懸念されます。

また、油の酸化、油分や塩分の過剰摂取なども、心配せざるを得ない食品です。

ファーストフード

pointインスタント食品同様、ファーストフード食品も、栄養の偏りが懸念されます。

また、高脂肪、原材料も不確か、大量の添加物など、心配される項目がとても多いのが事実です。

食の欧米化によって、インスタント食品やファーストフード食品の普及により、明らかに生活習慣病患者も増加傾向ですし、食生活の乱れによる自律神経失調症患者も増えてきています。

コーヒーや紅茶などのカフェイン

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仕事中や休憩時間などに、コーヒーや紅茶を飲んでリラックスされる方も多いことでしょう。

お茶で休憩してリラックス効果を得られるのは、コーヒーや紅茶に含まれているカフェインが、精神を活性化させ、一時的な錯覚を起こしていることからです。

point実際には、血糖値が上がっただけであって、内分泌系にストレスを与えてしまっている、と考えられています。

このストレスが、ホルモンバランスを崩し、自律神経を乱すことに繋がると言います。

積極的に摂りたい栄養素

最後に、自律神経失調症の改善効果に期待ができる栄養素はどんなものがあるのでしょうか。

ビタミンB群

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point糖質をエネルギー化する作用があり、神経機能を正常に保つ働きがあります。

ビタミンB群が不足することで、自律神経が乱れるため、イライラしたり、集中できなくなったりもします。

また、過剰なストレスを継続的に受けることで、ビタミンB群の消費量は急激に増えてしまい、不足する原因になります。

  • ビタミンB1…精米してない米(玄米・胚芽)、うなぎ、ベーコン、豚肉、レバー、きなこ、など
  • ビタミンB2…ウナギ、のり、さば、納豆、うずら卵、しその葉、乳製品、いくら、など
  • ビタミンB6…肉、魚(マグロ、鮭、サバなど)、大豆、くるみなどの種実、葉菜類、バナナ、黒砂糖など
  • ビタミンB12…サンマ、牡蠣、シジミ、アサリ、ハマグリ、カキ、肉、牛乳、牛・鶏・豚のレバー、など
  • ナイアシン…たらこ、カツオ、ツナ缶、ブリ、生ハム、豆類、牛乳、果物、など
  • 葉酸…枝豆、アスパラ、おくら、酵母、胚芽、豆、肉類、卵、バナナ、など
  • パントテン酸…ほとんどの食品に含まれる

ビタミンC

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point美容効果に注目されているビタミンCですが、実は、身体をストレスから守るために、全身の抵抗力を高めるさようがあります。

また、過剰なストレスが継続すれば大量に消費されてしまいますし、水溶性のため体外へ排出されやすい成分なので、意識的に、かつ小まめに摂取することがオススメです。

  • ビタミンC…ほうれん草、ブロッコリー、パセリ、菜の花、キャベツ、ピーマン、いちご、柑橘類など

ビタミンA

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pointビタミンAには、自律神経を調整して、切替のコントロールをする働きがあります。

ですから、自律神経失調症の症状緩和に効果的な栄養素なのです。

  • ビタミンA…牛乳、乳製品、卵、だいこんの葉、しゅんぎく、など

ビタミンE

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pointビタミンEは、ビタミンAと同様に、自律神経をコントロールする働きを持ち、自律神経失調症の症状緩和に効果的で、更にホルモン分泌の調整作用もあります。

  • ビタミンE…穀物、豆類、種実類、緑黄色野菜など

必須アミノ酸

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point必須アミノ酸は、ビタミンA、Eと同様、自律神経をコントロールする働きを持ち、かつ、ビタミンCの副腎皮質ホルモンの合成作用時に必要な成分です。

  • 必須アミノ酸…肉類、魚類、牛乳、乳製品、豆腐、納豆など

カルシウム

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pointカルシウムは、ご存知の方も多いでしょうが、苛立ちを鎮める、不眠解消、神経の興奮の抑制効果があります。

  • カルシウム…牛乳、チーズ、小魚、ヒジキ、ほうれん草、小松菜、ヒジキ、ゴマ、など

マグネシウム

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pointマグネシウムには、ビタミンB群の働きを補助するため、脳と神経の興奮を鎮静させ、自律神経失調症の症状を軽くしてくれる作用があります。

  • マグネシウム…なまこ、大豆製品、赤みそ、ヒジキ、昆布、牡蠣、とろろ、ごま、アーモンド、など

マンガン

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pointマンガンには、神経過敏の緩和作用があるとされています。

  • マンガン…しょうが、玉露(お茶)、しそ、肉類、豆類、酵母、干ししいたけ、パインジュース、キウイフルーツなど

まとめ

ここまで、自律神経失調症と食事の関係について、ご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

今回は毎日の食生活でしたが、自律神経の整え方についても、ご紹介していきますので、関連記事もぜひご覧下さい。