足を強打、階段にこけて腰やお尻を打った・・・など、打った強い痛みのあとに、急に気分が悪くなってその場にうずくまり、血の気が引く思いをしたことはりませんか?
周囲の声がだんだん遠くなっていき、めまいや吐き気、お腹が痛くなったりもしてきますよね。
今回は、このような身体の反応「迷走神経反射」について詳しくお話していきます。
迷走神経反応って何?
まずは、迷走神経についてみていきましょう。
強い「痛み」「精神的ストレス」で起こる
迷走(めいそう)神経とは、自律神経と関連が強い脳神経で、副交感神経と同じような働きをしています。
副交感神経とは・・・体が休息しているOFFの状態・リラックス時・体の回復をしている時
副交感神経と優位になると、筋肉が緩んで血液量の低下・心拍数はゆっくりになります。
こけて身体を強打したとき
ケガで強い痛みがでたとき
精神的に大きなショックがあったとき(落ち込んだり、逆に怒ったときも)
病院での採血でも
長時間立ちっぱなし
お酒の飲みすぎ
人が多い場所
このような出来事を「きっかけ」に、迷走神経が刺激されることで、身体が防衛反応を起こします。そうすると、回復しようと身体がONからOFFに切り替わるため、交換神経が抑制され血圧低下が起こり体調が急に悪くなります。
また、ストレスや精神的なことが関係していることから、自律神経失調症の方に起こりやすい傾向にあります。
迷走神経反応が起こりやすい人・なりやすい人の特徴
迷走神経は、強打したりこけたときなどに起こりやすいですが、
下記のように不安・緊張・ドキドキしやすい人は、迷走神経の症状もでやすいです。

慣れない人と長時間話した
車のブレーキを強くふみすぎた
会社で上司に呼ばれた
道で急に呼び止められた など
普段のちょっとしたことで気分が悪くなりやすい人は、自律神経が乱れているかもしれません。
迷走神経で起こる症状
次にどのような症状が起こるかについてみていきましょう。
血の気が引く(顔面蒼白)・冷や汗がでる
身体を強打したりすると、すぐに血の気が引く症状がよくでます。
まずは座って、できれば仰向けに寝てみましょう。
軽い症状であれば、脳に血液が戻るので数分~15分程度で気分も落ち着いてきます。
しかし、私のように自律神経が整っていないと、数日間は気分が悪い日が続いたりします。
ふわふわした「めまい」
行事ごとなどで、立って話を聞いているとき、だんだん気分が悪くなり、倒れてしまうのも迷走神経反応の1つです。
長時間、身体が立っていることにより、脳内の血液量が減少し起こります。
この場合は、急に倒れることは少ないので、ふわふわしたり、視界がぼんやりしてきたら、ムリせずに座って、すぐに会場を退出し休むことが大切です。学校の時によく我慢すると倒れていたので、もうちょっとだけとムリはしない方がいいですよ!
吐き気、腹痛
血の気が引いて、寒気がしてきたと思った途端に、腹痛や吐き気が起こることもあります。
気分が悪く、立っていられてないほどですが、トイレに行って吐いたり、お腹を下してしまうと回復していくことが多いです。
やはり、脳からの神経は「胃やお腹」に直接影響がでやすい場所です。
失神する・意識が遠のく
めまいや、冷や汗、この症状を前兆が出ることがほとんどですが、重度のものになると意識が遠のいて、失神してしまうケースもあります。
何度か倒れたことがありますが、血の気が引いて視界が狭くなって意識を失っていくような感覚がほとんどでした。失神の約20%が、この迷走神経から起こる身近な症状です。
視野が狭くなって、目の前が暗くなったり人の声が遠くなってきたしした場合は、ムリをせずに、まずその場に座りましょう。失神してしまうと、意識がなくなるため頭を打ってしまう可能性もあります。
迷走神経の対処法と予防法
次に、対処法や予防法についてみていきましょう。
気分が悪いと感じたらまず座る
急激に血圧が上がるため、重度になると失神してしまいます。
これを避けるためにも、座ったり、通勤中であっても壁にもたれかかるなどの行動をしましょう。
症状が軽く、電車など座れない状況であるときは、両足を交差させ、下に集まった血液を頭に流すようにイメージして気分を悪くなるのを防ぎましょう。そして、座れるようになったらムリせずにしばらく休んでください。
低血圧の人は、水分と塩分に気をつける
急に立つとめまいがする・・・、これも迷走神経の症状が原因の1つです。
特に若い女性、10~30代に多く、朝起きるのが苦手で立ちくらみが起きやすいは注意が必要です。
対処法としては、普段から少し塩分を多めに摂取したり、水分をコップ2杯程度は飲むように心がけましょう。また、血圧を上げる物質の原料が含まれいる「チーズ」を、毎日少し食べることでも効果を期待できます。
気分が悪いかな?と感じるときは温めてから外出
気分が悪いかな?と感じるときは、交換神経の働きがうまくいっていないため、出かける前に少し熱めのシャワーを浴びて副交感神経との活動の切替をしてあげましょう。
また、血が頭ではなく下半身に溜まることで、ふらつきやめまいもでてくるため、「弾圧性ストッキング」や足のむくみをとるような靴下もオススメです。
むくみとりの靴下を予防として、バックの中に持ち歩くのもよいですね。
早めに寝る
睡眠不足になると生活リズムが乱れるため、自律神経のバランスも崩れやすい状態です。
さらに、寝不足の体は体力も回復せず、迷走神経反応も起こりやすい悪循環に繋がります。
体調を崩さないためにも、症状が出やすい方は特に、夜はスマホなどの見すぎに注意してゆっくり休める環境を心がけましょう。
また、なかなか眠れない・寝てもすぐに目がさめる、いつも体調が悪くなるか不安な方には、天然成分から作られるサプリメントがおすすめです。
私は漢方とサプリをストックしていますが、漢方の味(苦い・・・)が得意でない方や、以前は病院の安定剤を飲んでいたけど、薬はもう飲みたくないという方に最適です。
それでも、気分が悪くなる人にはサプリもあり◎
こんな症状は「セロトニン」不足かも!
不安感におそわれる
憂鬱な気分になる
常に緊張している
他人が気にしない些細なことでも緊張・不安・憂鬱になる人は、常にストレスを感じやすく幸せホルモン「セロトニン」の消費が激しくなります。
セロトニン不足は、ココロとカラダに様々な不調がでてきます。
セロトニンが不足した状態 | ![]() |
セロトニンで満ちた状態 |
・不安になりやすい | ・精神的安定 | |
・眠れない | ・睡眠の質があがる | |
・やる気がおきない | ・集中力が高まる | |
・緊張しやすい | ・ストレスに強く! | |
・体調を崩しやすい | ・免疫力があがる | |
・頭痛・めまい・吐き気 | ・起こる頻度が減る | |
・腹痛・下痢 など | ・血流もよくなりお腹の調子も改善されてくる |
安定的に不安感を取り除くためには、
【サプリからセロトニン栄養素を摂る】
このことが「私達の強いミカタ」になります。
セロトニン不足を補って【不安・緊張・憂鬱】気分をスッキリさせるサプリメント